「流星の絆」/東野圭吾

 両親を殺された3兄妹が復讐を誓って生きていくミステリ。さすが東野圭吾といったところがあって、その生き方が非常に暗い。人を騙してお金を得るという陰の世界で行きながら、事件の犯人を探し続けるというストーリーは、白夜行を思い出させるぐらい暗いです。
 途中で静奈がターゲットである犯人の息子に惚れてしまうシーンなんかは、もう東野圭吾の得意な展開なものだから、ドキドキしてしまいました。そして最後の最後で大どんでん返しがあって、最後までとっても楽しめる作品でした。暗いけど、そんな中にも希望の光もある。バランスの取れた作品だと思います。
 テレビドラマ化も決定して、どのような作品になるのかも楽しみです。
 
 注意。このレビューにもちょっとした嘘があります。

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