大地の子を半年掛けて2巻まで読んだ。
初めての山崎豊子作品だったのですが、もう濃厚過ぎて読書が進まなかった。
もともと戦争による残留孤児問題を扱っているというテーマの重さに加え、
中国にいることで、よりリアリティが増してしまって、
読めば読むほど苦しくて悲しい気分になる作品ですぐに読めなかった。
1990年代にこれだけの細かい描写で中国に残る戦争の問題を描けたというのは、
本当に山崎豊子さんの取材力の高さを証明していると感じた。
友人に借りて読んでいた本だけど、半年かけてようやく2巻だよ。
残り半分もあるんだけど、また来年1年かけて読みたいな。