JR定期券をお得に購入する9つのテクニック

定期の更新タイミングだったので、定期購入してきた。
前回の定期が土曜に切れたので、今回の定期は一旦切らして、月曜日から新たに購入です。

さて、せっかくなので、
関東地区におけるJR定期券に関するおトクなテクニックをまとめてみます。

■テク1「どうせ買うなら6ヶ月」

これは、基本中の基本ですが、
定期券には、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月とありますが、期間の長い定期券ほど割引率が高くなります。
ですから、ある程度の期間同一区間を使うと分かっている人なら、できるだけ長い定期券区間を買うことをおすすめします。

紛失時の保障もありますし、万が一不要になって解約する場合も、最小限の出費で済むようになっています。
たとえば、6ヶ月定期を買ったが4ヶ月で不要になった場合は、3ヶ月定期の値段+1ヶ月定期の値段+手数料で済むようになり、その差額が返金されることになっています。

お金がないから定期券は1ヶ月ずつ、という方もいるかもしれませんが、
ここはなんとかお金を工面して、期間の長い定期券をまとめ買いしたほうがお得です。

さらに、高度なネタなのであとで書きますが、
お金の工面のために消費者金融でお金を借りては元も子もありませんが、
それだったら「6ヶ月定期を買って、クレジットの分割払いを使う」という手もあります。これは■財テク9で紹介します。

■テク2「JR定期券(Suica定期券)は、VIEWカードで買うのがポイント」

関東地方で使える交通系電子マネーは、SuicaとPASMOがあります。
そしてどちらも一部のクレジットカードでのチャージに対応していますが、
PASMOにチャージできるクレジットカードは、最大で1%還元にしかなりませんが、
Suicaにチャージできるクレジットカードとして、VIEWカードを使えば1.5%還元となります。
ですから、定期券にかぎらず関東地方に住んでいる方は、
「私鉄のみの定期券を必要としている人」以外は、Suicaを持つのがお得な選択です。

(×)私鉄の定期券が不要だけど、なんとなくPASMO
(○)私鉄の定期券が必要なのでPASMO、私鉄の定期券が不要ならSuica

■テク3:「JRと私鉄をまたぐ定期券は、Suicaで買うことができる」

財テク1にも関係しますが、私鉄だけで閉じる定期券の場合はPASMOで作るしかありませんが、
JRと私鉄をまたがるような区間の場合は、Suicaで買うことができます。
(もちろん、逆にPASMOで買うこともできるのですが、■財テク1の都合でSuicaで買ったほうがお得。)

(○)JRだけ、あるいはJRと私鉄の定期券の場合は、Suicaを選ぶ。
(○)私鉄だけの定期券の場合は、PASMOを選ぶ(支払い方法は沿線私鉄のクレジットカードがおすすめかな)

■テク4:「もっともお得なVIEWカードは、ビックカメラSuicaカード」

VIEWカードには、さまざまなカードがありますが、基本的に年会費が必要なカードとなっています。
そんななか、唯一年会費が実質無料のカードがあります。それが、「ビックカメラSuicaカード」です。

券面がオシャレじゃないのですが、年に1回以上の利用で年会費が無料となるので、
定期券の支払いに使えば確実に年会費無料になります。

せっかくお得に使いたいクレジットカードなのに、年会費で損をしては意味がありませんよね。

■テク5:「JRかつ長距離通勤の方は、分割定期券も検討する」

これは定期券にかぎらないのですが、JRは不思議な運賃体系をしています。
たとえば東京から横浜に行く場合、普通に切符を買うと470円ですが、
東京から蒲田の切符と、蒲田から横浜の切符を買うと、どちらも220円で合計440円で済んでしまう、というようなことがあります。
JRでは、乗車距離が長いと、このようなことがよく起こります。

そして、これと同じことを、定期券でもできるのです。

先程の例で言うところの「蒲田」をどうやって見つけるのか、というと、世の中にはそれ専用のプログラムを作成されている方がいらっしゃいます。
「分割乗車券」などの検索ワードでGoogle先生に聞いてみてください。

なお、この分割定期券、昔は1枚の定期券では(磁気タイプも、Suicaタイプも)できなかったのですが、
今は1つのSuica定期券に2つの分けた区間を入れることができて、普通の定期券と同じように使うことができます。
ただし、券売機では発行できないので、みどりの窓口で駅員さんにお願いして発行してもらってください。

■テク6:「定期券の支払いには、VIEWカード以外も使える」

いざ定期券を購入するとなると、
駅に行って、みどりの窓口に並ぶか、あるいは最近では多機能券売機で簡単に買うことができますね。

このとき、支払いにはVIEWカード以外のクレジットカードも利用することができます。
普通のSuicaチャージは、VIEWカードか現金しか使えませんが、定期券購入だけは条件がゆるくなっています。
ですから、定期券購入のときは、1.5%以上の還元率のあるクレジットカードがあれば、よりお得になります。

たとえばLINE PAYカード。普通に使うだけで2%還元のカードは、めったにありません。
しかもこのカード、チャージの仕方によっては3%~4%相当還元になるという超高還元率カードです。

他にも、Yahoo!JAPANカードがたまにやっているポイント2倍や3倍のキャンペーン期間中に買ったり、
エポスカードゴールド・プラチナの選べるポイントアップやリボ払いをうまく組み合わせたテクニックだったりと、
還元率が1.5%以上となるクレジットカードというのはいくつかあるように思います。
いずれにしても、ご自身の使われているカードの中で、最も還元率の高いカードを利用して購入されることをおすすめします。

■テク7:「せっかくなら、定期券購入は黒い券売機で」

先にも書きましたが、VIEWカード以外では、Suicaチャージをすることはできません。
つまり、1.5%以上の還元率でSuicaチャージをすることはできない、ということです。

このリミットを突破する唯一のタイミングが、定期券購入のタイミングです。
定期券購入時に、「黒い自動券売機」を利用すると、購入の最後に、最大1万円のSuicaチャージができ、
自由なクレジットカードでその支払いをすることができます。

ですから、せっかく1.5%以上の還元率をもつカードで定期券を購入するなら、
Suica残高を1万円以下にした状態で、黒い券売機で購入することをおすすめします。

なお、新幹線の切符などが買える通称「みどりの多機能券売機」では、Suicaチャージができない模様です。注意が必要です。

■テク8:「iPhone7を持っていれば、iPhone7のSuicaアプリもいいですね」

iPhone7から、Suicaアプリというのが搭載されました。携帯1つで改札を通り抜けることができます。
同じ機能は、ガラケー時代からあるモバイルSuicaでも実現できていて、Androidでも改札を通り抜けられます。

これだけならおトクさは変わらないのですが、
iPhoneのSuicaアプリと、AndroidのモバイルSuicaでは、チャージ時のクレジットカードの選択肢が異なるのです。
そして、ここがおトクさの違いにつながってきます。

Android版では基本的にはVIEWカードしか登録できません。
実際にはその他のカードも登録できますが、年会費1,080円を取られるためその分還元率が落ちてしまいます。
それだったら、カードタイプのSuicaを券売機で買えば、年会費を取られず好きなカードを選べるので、そちらのほうがお得ですね。

ところで一方で、iPhoneのSuicaアプリでは年会費を取られることなく自由にクレジットカードを登録でき、ポイントも基本的にはまるごと還元されます。
よって、iPhoneのSuicaアプリでは、1.5%以上のクレジットカードを登録すれば、よりお得に、より便利に

■テク9:「6ヶ月定期を買うお金に不安がある場合は、1ヶ月定期にするのではなく、クレジットカードの分割払いで」

VIEWカードは、支払後にあとで分割払いに変更することができます。
6ヶ月定期を買うお金に不安があって、1ヶ月定期を6回買おうかなと思っている方は、
ちょっと勇気がいるかもしれませんが、6ヶ月定期を買って分割払いを選んだほうがお得です。
(ごめんなさい、こまかい計算は今回省きます。)

以上、9つのテクニックを書いてみました。
他にもあるかもしれません。コメントで教えてください。

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