最近ネットとかでニュースを見ていると、
新しい技術が出てきたことによる犯罪や危険について目にしたのでまとめておく。
1つ目は、Google Glassにかかわる話。
Google Glassとはメガネタイプの新しいデバイスで、
たとえば見ている景色をそのまま撮影するカメラ機能だったり、
そのメガネ上にいろいろな情報を表示することが可能だったりするもの。
これは、すでに開発者向けに限定で発売されているのだが、
現状、法律のほうが追いついていないというのが実情である。
どういう点で法律が追いついていないのかというと、大きく分けて2つ。
1つは携帯電話と同じく、その情報を見ることによって注意散漫することから、
たとえば車の運転中に使用させないほうがよい、ということ。
しかし、メガネをかけているだけとなると、外見からの判別は難しいですよね。
そしてもう1つは、そのメガネタイプのため気付かれない、という性質によるもので、
たとえば街を歩いているときに自由に写真を撮れるということは、
知らないうちに写真を撮られてネット上に公開される可能性がこれまで以上に増えるということであり、
さらにこれはただのカメラではなく、コンピュータであるということを鑑みると、
たとえば映っている人間から顔認証して誰がいつどこにいたという情報を手に入れることもできるし、
カジノなどで使えば、もしかすれば、それとリアルタイムでつながったコンピュータが、
膨大な計算処理を行うことによって、人より有利にカジノを戦える場合もある。
こんなデバイスは昔から夢や漫画で描かれるような、
言ってしまえば“誰でも思いつくデバイス”であるのだから、
現実のものになることは想像に難くなかったわけで、早い法整備が望まれるわけです。
理系からすれば、
「技術は何も悪くない、それをどう生かすか、どう制限するかという法律の問題だ」
というものであり、早く法整備をして、
こういう技術が生きる社会になると、結果として理系も報われますよね。
2つ目の3Dプリンタの話はまた次回。