このミス大賞、映画化と何かと注目の「チーム・バチスタの栄光」を読みました。ミーハー。
ちなみにこれが本当の今年の1冊目。実家の母親が読んだやつを借りてきました。母親もミーハー。あと、例によって例のごとく上下分冊(汗
これが処女作、という意味ではよく出来ていると思う。やはりキャラクターが立っているというところがよい。田口と白鳥。この二人の名コンビは読んでいて楽しい。実際今年のこのミスにもこの二人を主人公とした短編が掲載されていたりする。
あと、著者が実際の医者であるということもあって、医学的な部分がよく書かれている、らしい。実際のところ一般ピープルにはそこらへんはあまりよく分からないんだけど。
ミステリとしては、読んだだけで犯人が推理できるかといえばノーだし、ミステリ要素は少ないと思うが、逆に言うとリアルミステリ、現実味のあるミステリという観点でみるとこれまでにない新しさと驚きをもたらす。そういう意味では大賞に選ばれた理由も分かるような気がする。
多少医学的な記述が多いかもしれないけど、読みやすい本です。