「フリーター、家を買う。」/有川浩

重い、重すぎる!
前半に身につまされる内容が続いて、ひたすら暗い展開。本当に有川作品かと思うほどだった。

仕事もしない、親とも顔を合わさない、自分の思い通りにならないとヤダ、という、
フリーターというよりはただのダメ人間が、成長していくサクセスストーリー、とでもいうのだろうか。
前半は読んでいて重いですが、後半になるにつれて成長すると読みやすくなります。
読後感はそれほど悪いものでもないかと。
 
後半にならないと恋愛沙汰になるような女性が出てこないのも特徴的。
テーマは恋愛じゃないから、まあちょっと異色な作品と思っておけばよいと思います。でもよかったです。
作品途中に出てくる工事現場の無骨でも親切な人たちのような人ばっかりだったらいいのにねえ、と思いますが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください