今年、ここまで読んだ本でベスト。熱くさせる本です。正直、泣いた。
コツコツと積み上げる努力は得意、勉強のできる木樽と天才的素質を持つ鏑矢。この2人を主人公に、高校ボクシングを舞台に展開する。
他にもボクシング部の顧問をすることになってしまった耀子も欠かせないキャラクター。
いろいろなキャラクターがいて、どのキャラクターもとっても魅力的というのがよい。それぞれ別のキャラクターだが、見ている先というか3人のベクトルが一致していて、それにぴったりと乗っかることができる。
ボクシングなんて、と思いながらも読み始めたらあっという間。一方で重量感ある展開は目を離せません。こんなにも熱くさせられる小説があるとは思わなかった!
一押しの青春小説。是非読んで下さい!