「イミテーション・ゲーム」

第2次世界大戦時、ドイツ軍の作った暗号を読み解いた数学者の話。
ものすごく盛り上がるパートもなく、淡々としていたが面白かったと思う。

暗号を解読する手法が、機械には機械、という方法を利用したのはすばらしく、
これが今のコンピューターにつながっているというのは、初めて知った事実だった。
GPSや携帯電話など、もともと軍用だったものが今では庶民の生活になくてはならないものになるということは多いが、
コンピューターがまさかここが発端だったとは思いもよらなかった。

一番印象に残ったのは、
コンピューターで解けてしまった暗号を100%利用すると、
すぐにドイツ軍に暗号が解けたことが分かってしまうことから、
その解読した情報を取捨選択していたという話。
しかしそれにより結果戦争は早期に終わったというのなら、これほどの功績はない。

今や暗号とコンピュータは常に戦う存在になっているが、
まさに、暗号の歴史をひも解く作品だった。

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